日 時:2023年2月25日(土)18:00開場 18:15開演(21:00終了)
場 所:Space&Cafeポレポレ坐 (東京都中野区東中野4-4-1 ポレポレ坐ビル1F)
Space&Cafeポレポレ坐(東京都中野区)において、神野知恵による映像民族誌「それでも獅子は旅を続ける~山本源太夫社中 伊勢大神楽日誌~」を上映しました。
江戸時代に発展した東京の太神楽を生業とする鏡味味千代氏も参加。
上映後は、東西のダイカグラ(大神楽/太神楽)の歴史や上演形態の違い、その魅力や、コロナ禍を経た現在の状況などについてお話を伺いました。また鏡味味千代氏による太神楽の実演も行われました。
プログラム
18:00 開場
18:15 オープニング
18:25 映画上映
19:55 休憩
20:05 鏡味味千代氏による江戸太神楽実演
20:25 神野知恵氏と鏡味味千代氏によるトーク「東西のダイカグラ~コロナ禍を経て」(司会吉田ゆか子)
20:45 質疑応答
20:55 クロージング
21:00 終了
登壇者:
○神野知恵(かみのちえ)
国立民族学博物館特任助教、AA研共同研究員。専門は民族音楽学および民俗芸能研究。2006年に韓国梨花女子大学に交換留学し、全羅北道高敞農楽を学ぶ。2016年、東京藝術大学大学院博士後期課程修了、博士号(音楽学)取得。韓国の民俗芸能「農楽」の研究をはじめとして、家々を廻って演じられる芸能に関心を持つ中で、日本の専業芸能集団「伊勢大神楽」に出会い、フィールドワークを続ける。今回上映される映画の監修者。
○鏡味味千代(かがみみちよ)
江戸の太神楽師。2007年4月国立劇場第5期太神楽研修生となる。その後ボンボンブラザースの鏡味勇二郎に弟子入り。2011年4月浅草演芸ホールにて寄席デビュー。東日本大震災後の静かな寄席ではあったが、沢山のお客様が足を運んでくれた。その後、寄席では珍しい語学力を生かし、英語で太神楽を上演したり、海外公演に参加したりと、太神楽の可能性を探っている。
<企画・司会進行>吉田ゆか子(よしだゆかこ)
東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所(AA研)准教授。専門は文化人類学。インドネシアのバリ島の芸能や仮面文化を研究している。COVID-19のパンデミックが世界の芸能にどのような影響を与えているのかに関心を持ち、2020年よりAA研にて共同研究「新型コロナ感染拡大下における芸能に関する学際的研究」を立ち上げ、代表をつとめる。
共催:
○東京外国語大学フィールドサイエンスコモンズ(TUFiSCo)
○東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所基幹研究人類学「社会性の人類学的探究:トランスカルチャー状況と寛容/不寛容の機序」
○東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所『フィールドプラス』編集部