所属
人間文化研究機構情報発信センター/国立民族学博物館学術資源研究開発センター
特任助教・人文知コミュニケーター
専門
民族音楽学、民俗芸能研究
調査地
韓国、日本
ひとこと
私は韓国の民俗芸能「農楽」の研究をはじめとして、家々を廻って演じられる芸能に関心を持つ中で、日本の専業芸能集団「伊勢大神楽」に出会いました。この科研プロジェクトでは、コロナ状況下において、家々を廻って演じる国内外の民俗芸能がどのような伝承状況にああるかについて調査・報告していきます。とくに、現在でも巡行を続ける伊勢大神楽の活動に対するコロナ禍の影響に着目します。
おもな業績
- ブックレット≪アジアを学ぼう≫43『韓国農楽と羅錦秋──女流名人の人生と近現代農楽史』、風響社 (2016.10)
- 「人に出会うための民族音楽学―韓国、日本、そして世界へ」 金子亜美、小倉志保穂、神野知恵、田中有紀、井上さゆり著、『アジアを学ぼうブックレットシリーズ 音楽を研究する愉しみ──出会う、はまる、見えてくる』、風響社、pp.40-55(2019.10)
- 「それでも、獅子は旅を続ける : 伊勢大神楽の回檀の記録」、『季刊民族学』45(1)、千里文化財団、pp.83-93(2021.1)
- 「伊勢大神楽とコロナ禍の日本を歩く」『特設サイト COVID-19とフィールド・ワーカー』、アジア・アフリカ言語文化研究所(2021.5)