緒方しらべ

所属

東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所（フェロー）

専門　

文化人類学・アフリカ地域研究

調査地

ナイジェリア南西部、京都市左京区

ひとこと

ナイジェリアの地方都市で暮らすアーティストが体験してきた「コロナ禍」あるいは「ポストコロナ」のアートのあり方を、日本で暮らすアーティストの経験と比較対照させながら考察していきます。

おもな業績

  • 緒方しらべ2021「こんなことはいくらでもあったし、これからもある：ナイジェリアの都市で暮らす人びととパンデミック」浜田明範・西如真・近藤祉秋・吉田真理子　編『新型コロナウイルス感染症と人類学：パンデミックとともに考える』水声社、pp. 201-223。
  • 緒方しらべ2022「21世紀の『プリミティブアート』：日本における展示・販売と生活の場からの一考察」『arts/』（民族藝術学会誌）第38巻、pp. 48-59。
  • 緒方しらべ2021「アートに価値を見出すということ：アフリカの生活世界におけるアートから考える」柳沢史明・緒方しらべ　編『アフリカからアートを売り込む：企業×研究』水声社、pp.159-187。
  • 緒方しらべ2017『アフリカ美術の人類学：ナイジェリアで生きるアーティストとアートのありかた』清水弘文堂書房。

関連サイト

調査関連写真

瞬く間に去っていった「コロナ禍」のおよそ1年半後、ナイジェリアの大都市で親子展を実現させたシェグン・アデク（左）とベンガ・アデク（右）。（ラゴス、ナイジェリア、2022年5月7日、Lawrence Odoh撮影）
「コロナ禍」に必要とされたマスクに付するロゴデザインやその印刷は、町のアーティストが請け負う。（イレ・イフェ、ナイジェリア、2022年9月19日、Kolawole Olayinka撮影）
「コロナ禍」以前からの、また、以後も続く政情不安による物価高騰にも関わらず、「ヨルバ民族の聖地」では装飾品としてのビーズ販売が続いている。（イレ・イフェ、ナイジェリア、2022年9月21日、Tunde Sodipe撮影）。
コロナ禍のピークをやっと越え、徐々に室内でのライブ活動が動き始めたなか、ライブペインティングを行う画家の小原直樹。（京都市左京区、2022年7月8日、緒方撮影）